【文京区】駒込駅より徒歩約12分。江戸期の富士信仰の拠点の一つである、富士神社があります。
こちらの富士神社は、もともと旧本郷村にあり、本郷村の名主木村万右衛門、同牛久保隼人の二人が、天正元年(1573年)、夢に木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の姿をみて、翌年駿河の富士浅間社を勧請したことにはじまります。
その後、寛永6年(1629年)加賀前田候が上屋敷(現東京大学構内)を賜るにあたり、その地にあった浅間社を現在の地に移したそうです。
拝殿は富士山に見立てた山の上にあり、江戸期の富士信仰の拠点の一つとなったそうです。高さは10mほどとそれほど高くはありませんが、傾斜があり山を登っているような感じで、富士山を見立てて造られたというのも納得です。
下りはさらに傾斜を感じますが、階段には手すりもあるので安心して登り降りできます。
山頂には小さいながらも、綺麗に整備されている社殿がありました。
文京区内では、「駒込のお富士山」と言われるここ富士神社の他に、護国寺の「音羽の富士」、白山神社の「白山の富士」があったそうです。また毎年7月1日には大祭が行われ、多くの人で賑わっているそうです。
近隣にある六義園などと一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。
富士神社はこちら↓
ひろ
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