【文京区】根津神社で2年9ヶ月におよび行われていた「森鴎外旧居」の移築工事が完了していました。
根津駅近くの根津神社で、2年9ヶ月におよぶ移築工事が行われていた建物が「第二客殿(舞姫の家)ー森鷗外旧居・旧赤松家住宅ー」として完成していました。2025年8月1日には、竣工祭が執り行われたとのことです。
当日は氏子総代や工事関係者、水月ホテル鷗外荘の関係者などが参列し、無事竣工が奉告されました。移築にあたって実施されたクラウドファンディングのホームページでは、当日の様子や内装などが確認できます。
移築された建物は、森鷗外の最初の妻・登志子氏の父である赤松則良氏の旧邸で、森鷗外が結婚後に居住し、小説『舞姫』を執筆した場所とされています。森鴎外旧居は約80年前に売りに出された際に水月ホテルが買い取り、「水月ホテル鷗外荘」として保存されてきましたが、ホテルの閉館に伴いクラウドファンディングで移築のプロジェクトが進められていました。
現時点では神社の客殿として使用され、一般公開の予定は未定です。ただし、クラウドファンディングの支援者向けには2025年7月29日から内覧会が始まっており、10月まで関係者に向けたお披露目が続くとのことです。一般利用に向けた方法については今後検討が進められ、準備が整い次第案内が行われる予定です。
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